2022年11月12日(土)市東地域、晴天の東国吉の森に多くの人が集まりました。前回参加した人、初めて参加の人、遠くは他県からやってきた人、大人のグループ、家族連れなどなど様々です。 自然の中で安全に過ごすための心得から 季節は丁度スズメバチなどの活動が活発になる時期です。実は、この森のすぐ近くにもオオスズメバチの巣がありました。準備段階でスタッフが見つけ、ロープを張って周辺を立ち入り禁止にしましたが、まだ発見できていない巣があるかもしれないし、自然の中ではマムシなどの危険な生き物に遭遇することもあります。都会と違い、自然の中では安全は誰かが確保してくれるものではなく、自分で確保しなければならないこと。みんなが最後まで怪我無く過ごせるように、大切なお話しに聞き入りました。 子供たちは自然の中を歩いて畑にGO! まだ薪割が無理な小さな子供達は、自然の中のいろいろなものを見ながら畑に向かいます。途中、モグラ塚(モグラが土を掘って土がこんもりと山のようになっているところ)や、イノシシの足跡、イノシシがミミズなどを掘ったあとなどを見つけました。市東ではごく普通にある風景ですが、初めて見た子供も多く、みんな興味津々でした。 里芋やカボチャの収穫に夢中に 自然の中を歩いて行った先の畑で、沢山実ってるカボチャを収穫したり、里芋を掘ったり。夢中になって芋ほりをしました。畑の里芋を初めて見たという子も多く、「里芋ってこんな風にできるんだ~」と驚きの連続でした。 そして、沢山のカボチャや里芋を一輪車で森に運びます。沢山収穫したので、重くてうまく運べなくて転びそうになりながらも、みんなで頑張って運びました。 薪割りにチャレンジ 自然観察~畑チームとは別に、薪割コース参加者は、薪割の基本や、安全に割る方法、うまく割るコツなどを教わります。 一通り教わった後は各自薪割にチャレンジです。最初はおそるおそるでしたが、だんだんとコツがつかめてきて、綺麗に割れた時は歓声があがります。 まだ大きな斧を使うのが難しい子供達は、小さな手斧の使い方を教わります。 こちらも最初はおそるおそるでしたが、だんだんとうまく使えるようになってきました。 恒例の竹細工は竹を伐ってくるところから 市東地域には竹林が沢山あります。竹をうまく細工して食器などを作るのは、この共創プロジェクトの屋外行事では恒例になりつつあります。この日も、竹の匠たちが、近くの竹林から丁度良い太さや長さの竹を何本か伐って運んできました。 地域の竹は色んなところに活用されています。先日のフォトコンテスト作品展でも活躍した竹テントはこの日も大活躍でした。 それぞれ匠に技を教わりながら箸などの食器を作っていきます。そして、これまた恒例になりつつある竹飯盒も作りました。 今回は丁度稲の収穫後で藁が沢山用意できたことから、竹細工だけでなく、縄ないも体験しました。これもまた匠の素晴らしい技を見ながら縄をなっていきます。簡単に見えて意外と難しいものです。ここにも匠たちの伝統の技を見ることができました。 自然薯掘りにも見えた匠たちの技 「さあみんな、自然薯掘りにいくぞ!」と匠の一声。そしてみんな匠の後をついて藪の中へ。すぐに「ほら、ここにあった!」と。ただ草の蔓が伸びているだけにしか見えないそれは自然薯の蔓でした。そして、根本を見つけ出し掘っていきます。 自然薯はとっても長いので、深く慎重に掘り進んでいきます。みんな興味津々でその深い穴を覗き込みます。長い長い自然薯が土に埋まっているのが見えました。 そしてついに自然薯が掘り出されたときは歓声が湧きおこりました。 そして、あっという間に4本もの自然薯を掘り出してきた市東の匠たち。市東の匠の技の奥深さを見た気がしました。この自然薯はあとでジャンケン大会に勝ち抜いた人にプレゼントされます。 地元の食材の美味しさ満載 みんな薪割や芋ほりでお腹がすきました。その頃、芋煮やバーベキューの準備が整って美味しい香りをただよわせていました。当然地元の食材満載です。大きな大きなシイタケや、イノシシ肉のソーセージ、そして、竹飯盒では地元産のお米がとても美味しそうに炊けていました。 竹飯盒は、これ一つで2~3合のお米が炊けます。ほんのり竹の香りがして、炊飯器などで炊くよりも美味しいと評判です。もはや、市東地域15町会共創プロジェクトの定番になってきました。竹飯盒に興味があるという人も多いようなので、そのうち、竹飯盒の作り方、使い方の解説をしましょう。 森の探検や森あそび お腹がいっぱいになったら、思う存分森で遊びましょう。バギーでの森の探検は子供たちに大人気。あまりの楽しさに、何度も乗せてもらった子もいました。それにしても、運転している大人が一番楽しそうな顔していますね(笑)。そのほか、木にロープをつるした大きなブランコやハンモックでもみんな楽しく遊びました。 ジャンケン大会は大人も子供も真剣 ジャンケン大会は匠が掘りだしてきた自然薯や、地元産の野菜などが賞品でした。特に4本の自然薯争奪戦は大人気!大人も子供も真剣です。 楽しく自然に触れて生きる知恵を学んだ一日
大人も子供も自然に触れて、美味しいものを食べて、楽しく遊んだだけでなく、自然の中で生きる知恵を学んだ一日でした。自然の中のものを利用し、美味しく食べて、自然の中で遊ぶ。決してテーマパークなどでは味わえない自然体験でした。そして、長い年月引き継がれてきた自然の中で生きるための匠の技からも学ぶことが出来ました。 市東地域15町会共創プロジェクトでは、今後もこのようなイベントを通して、自然あふれる市東、自然の中で生きる知恵が溢れる市東の魅力を多くの人に知ってもらいたいと考えています。そして、市東地域が他のどこにもない魅力あふれる地域となっていくように取り組んでいきます。 今回参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。誰一人怪我することもなく終えることが出来ましたことに感謝申し上げます。 (次回は2022年1月の「昔あそび」を予定しています。詳細は後日お知らせします。初めて参加の方も大歓迎です。また、市東地域15町会共創プロジェクトのスタッフとして活動したいという方も絶賛募集中です⇒お問い合わせはコチラから)
0 Comments
Leave a Reply. |
プロジェクト広報チーム市東地域15町会共創プロジェクトの広報チームがプロジェクトや地域の活動状況を紹介します。 Archives
November 2024
Categories |