2023年11月22日(水)、市東地域15町会共創プロジェクト主催の太巻き講習会が、市津公民館調理室にて行われました。 地域の伝統食である「太巻き」。切ると綺麗な模様が浮かび、その様々な模様のバリエーションは各家庭などで受け継がれ、また新しい模様が生み出されてきました。 まず、講習会のはじめに、この講習会の目的についてのお話しです。 市東地域15町会共創プロジェクトでは、市東地域の伝統の食文化をしっかり伝承すること、また、地域産のお米を使うことで、近年問題となっている耕作放棄地の増加を防ぐ一助になればという目的をもって「太巻き講習会」を実施しています。また、太巻き講習会を通して、多くの人が市東地域の魅力に気づくことが出来ればと願っています。 講師は大網初江先生。長年にわたり、この太巻きの伝統の継承に尽力されている方です。 まずはみんなで先生のお手本を見ます。大変わかりやすい説明とともに、手際よく太巻きが出来ていきます。みなさん真剣なまなざしで先生の技に見入ります。 作っているあいだは、いったい何ができるんだろう?と、皆さん興味津々。完成した太巻きを切って、綺麗な模様が現れた時には自然と歓声があがりました。 先生のお手本を見た後は、それぞれがさっき見たことを思い出しながら、作っていきます。 作っているところを一つ一つ先生が見てまわられて、細かなコツなどを丁寧に教えていただきました。 各テーブルでは、ワイワイと楽しくお話ししながら作業が進みます。そして、完成。 完成した太巻きを切る時は、みんなの視線が集まります。はたして綺麗な模様が出来ているでしょうか。綺麗な模様が現れた瞬間は大歓声が湧きおこっていました。 二作目は赤いお米もつかって「ともえ」の模様の太巻きを作ります。 作り方のレシピを見ながら、挑戦です。きれいな「ともえ」の模様にするのがとっても難しく、切ってみると、得体のしれないものが出来上がっていたり。 とにかく、みんなで楽しくワイワイと作った太巻き。あっという間に時間が過ぎました。作った太巻きは、皆さん持ち帰り、その日は家族で美味しく食べたことでしょう。 楽しく美味しく地域の食文化を継承し、地域のお米も地産地消で、さらには地域の魅力の発見にもなりました。
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2023年11月11日(土)。市東地域15町会共創プロジェクトが運営する地域のアンテナショップ「十五や」がついに開店しました。昔ながらの駄菓子、手作り雑貨、物々交換の0円ぐるりがある「十五や」は初日から大勢のお客様で賑わいました。 市東地域内に誰もが気軽に立ち寄れる場所を作り、そこでプロジェクトで開発した地域のお土産(瀬又貝層ガチャや縄文土器のようなクッキィなど)や、地域の名産品を買える場所を作り、地域の名所とセットで地域を盛り上げたい。そんな話は随分前からありました。そのためにまずは駄菓子屋さんをやろう、という話しが出て、丁度、昔、東国吉にあった、旧吉の屋さんが空いているという話しをきき、旧吉の屋さんをお借りして店を出そうと決まり準備を開始しました。 そうして準備をしている最中の2023年9月8日。千葉県を中心に激しい雨に見舞われ、旧吉の屋さんも膝上までつかる床上浸水に見舞われました。 翌日、プロジェクトメンバーで片付けにかけつけましたが、既に置いてあったプロジェクトの備品のいくつかや、什器などが水没して泥まみれ。それでも、みんなの力ですぐに綺麗にすることが出来ました。 この時から、床に直にものを置かないようにしようとか、大雨が降りそうな時は品物を避難させるとか、そういう教訓を得られたと思います。 全てはあるものを利用して手作りする、というのがプロジェクトのモットー。看板はもともとそこにあった看板がかなり老朽化して、内部が朽ちていたので、一旦外し、新たな材料をプロジェクトメンバーが溶接して取り付けました。看板デザインもプロジェクトメンバーによるものです。 誰かが「ここに棚があったらいいな」といえば、誰かがすぐにその場で作ります。 「ここにカウンターがあったらいいな」という意見が出たら、すぐ材料をどこかから持ってきて、カウンターも出来ました。 すっかり「十五や」の顔になっている暖簾もメンバーの手作りによるものです。いろんなプロフェッショナルが集う市東地域15町会共創プロジェクトならではです。まさに共創ですね。 開店間際になって、ちょっとバタバタしたものの、なんとか形になりました。開店前日、朝から準備をして、品物が店に並んだ時はすでに外は暗くなっていました。 さあ、これで無事開店できるぞ。そういってみんなで話していたら、誰かが、「これをオープン記念に来店してくれた人にタダで配ろう」そういって、柿を大量に収穫してきてくれました。 2023年11月11日(土)。開店当日、店に集まったメンバーはドキドキ、ワクワクしながら開店を待ちます。そして、朝9:00、予定通りお店を開くことができました。続々とやってくるお客様。 大量の駄菓子の会計をするのに、最初は慣れずに手際が悪く、長くお待たせしてしまったり、長い列が出来てしまったり。それでも、少しずつ慣れてきました。近所の人も続々とやってきてくれて、いろんな話に花が咲きます。向かいの駐車場はほぼ満車。「市東に賑わいを創出したい」というプロジェクトメンバーの思いが形になった気がしました。 暗くなるまで、たえることなく多くの人が訪れた「十五や」。地域の憩いの場として、子供も大人も楽しめて、地域内外の人々に長く愛されるお店を目指して、今後、市東地域をさらに盛り上げる色々な展開も考えています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2020年から市東地域15町会共創プロジェクト実行委員会主催で毎年行われている、市東地域15町会フォトコンテストは今年は3回目。展示会では、応募写真の展示の他、地元野菜販売やミニコンサートなどもあり、多くの人に楽しんでもらえています。 もともと、市東地域の魅力を発見し、写真で表現してもらおうという事から始まったこの企画。毎年多くの作品が寄せられ、一つ一つの写真に市東地域の魅力が詰まっています。 今年は特に「誰も知らない私だけの市東」をテーマに作品を募集し、今までにない視点での市東の魅力が沢山集まりました。応募作品(一部)はこちらからご覧ください。 会場には、市東地域15町会共創プロジェクトで開発した「瀬又貝層ガチャガチャ」や、プロジェクト有志で地域の特産品とすべく試験的に栽培を開始した自然薯の販売などもありました。 また、地域の物産として、新鮮な野菜が大特価で売られており、飛ぶように売れていました。コーヒーコーナー、焼き菓子、パンなども販売され、会場の休憩コーナーでそれらを飲食しながらのんびりと楽しむ方もいました。 また、プロジェクトの日ごろの活動紹介として、動画上映コーナーや、展示パネルもあり、それらに足をとめて見入る人も多くいらっしゃいました。 また、竹で作った「浮書絵彫り」、山から採ってきた季節の草花で作った活花など、地域の匠の作品も展示されました。 両日ともに、地元アーティストによるミニコンサートも行われました。コンサートでは、飛び入り参加してくれた方や、お忙しい中、当プロジェクト副会長の無茶ぶりに応えていただいた、菊岡多鶴子さんのピアノとのアンサンブル、子供たちといっしょに歌を歌ったりと、みんなで楽しんでいました。 市東地域15町会共創プロジェクトの普段の活動は屋外活動が多いのですが、フォトコンテストのような屋内イベントにも地域の様々な力が結集します。地域の魅力を発見し、また、地域のいろいろな匠の技やアーティストの力を発揮する場所として、来年もまたこのフォトコンテストを開催する予定でいます。
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プロジェクト広報チーム市東地域15町会共創プロジェクトの広報チームがプロジェクトや地域の活動状況を紹介します。 Archives
November 2024
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