市東地域15町会共創プロジェクトによる小学校の出前授業を行いました。出前授業は市東第一小学校の3年生を対象に行いました。まずは、教室で市東地域についてのお話しです。まずは、自然に恵まれて歴史がある市東地域のお話し。そこで私達プロジェクトがどんなことをやっているか?そしてメンバーの紹介もありました。「十五や」や「読み聞かせボランティア」などでみんなが知ってるメンバーもいて、大人気でした。また自然の学校などのプロジェクトのイベントに参加してくれている子も多くいました。 今日は市東地域に沢山ある竹をノコギリなどの道具を使って何か作ってみよう(今日は竹ボックリを作ります)。そして、暮らしの中で竹がどんな風に使われてきたかを知ろう、という授業です。 実は、出前授業のために、この日、朝早くからプロジェクトメンバーで竹林から竹を伐り出してきたのでした。伐り出した竹を、みんなで担いで小学校に運び込んだのです。 教室でお話しをきいたあとは、校庭に出て、竹の枝落としから。まずはプロジェクトの匠のお手本をみんなで見ます。そして、一人ずつ、竹の枝を落としていきます。 最初はノコギリの使い方に苦戦していましたが、綺麗に枝が取れた時はみんな笑顔になっていました。とってきた竹には枝が沢山あったので、みんな一人ずつ枝落としを体験することができました。 そして、竹を竹ボックリの長さに切っていきます。最初は太い竹を切るのにかなり苦戦していましたが、それでも、みんな頑張って自分の竹ボックリの竹を切ることができました。 竹が切れたら、体育館に移動して、こんどはドリルで穴をあけて紐を通して竹ボックリになります。自分で作ったタケボックリで早速みんなで遊びました。 竹ボックリで思う存分遊んだあとは、伝統的な竹の道具の実物を見ながら、どんな風に使われてきたかというお話しをききます。 この細長い道具は、掘った自然薯を入れて運ぶためのもの。自然薯が沢山自生している市東地域ならではの道具ですね。これはプロジェクトメンバーの家にあったもので、明治時代に作られたものだそうです。丈夫な竹は長く使えますね。
身近にある竹ですが、なかなか実際にそれを切ったり穴をあけて道具を作ってみたする機会はないかもしれません。今回の出前授業では、竹林が沢山あって、竹で道具を作る匠がいる市東地域の小学生ならではの体験が出来たとしたら、プロジェクトメンバーとしても大変うれしく思います。
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市東地域15町会共創プロジェクトの取り組みの一つ「百ねんたんぼ」の目的に「百年後も美しい田園風景と豊かな自然の中で人々が暮らせる地域を目指す」というのがあります。 美しい田園風景の市東地域ですが、近年、農業後継者不足やそれに伴う耕作放棄地の拡大で、美しい田園風景が少しずつ失われつつあります。これまで「百ねんたんぼ」は耕作していた方がやめてしまった田んぼを引き継いで耕作しています。今年からはさらに、耕作放棄地の再生に取り組みます。 ここは、わずか数年耕作放棄されただけですが、背丈を越えるススキなどが生い茂って、向こうがまったく見渡せない状況になっていました。今日、プロジェクトのメンバーが集まり、ここの草を刈って整備していきます。 また、ススキはとても大きな株になっているものが多数あり、その根っこを取り除く必要があります。そこでユンボの登場です。今日の作業に必要な刈払機、ユンボの操作は市東地域15町会共創プロジェクトの技能講習で操作を習得し、労働安全衛生法上の特別教育修了証を得ることが出来ます。そして、単に技能を習得するだけでなく、こういった活動に実践として活かすことが出来るのです。 見渡す限りのススキの枯草も、みんなで力を合わせればあっという間に刈ることが出来ました。ここは、交通量の多い道路わきの田んぼですが、丁度、この田んぼのところで道路がカーブしていて、生い茂った草でとても見通しが悪かったのですが、こうして草を刈るとすっかり見通しがよくなりました。 この田んぼは、すぐに耕作できる状態にするのは難しいため、まずは草を刈って耕し、その後に緑肥を撒きます。そしてしばらくは草刈りなどをして管理していきます。
今日の作業はその第一歩。数か月後には、ここが美しい風景に変わっていることでしょう。どんな風景になるかはお楽しみ。 |
プロジェクト広報チーム市東地域15町会共創プロジェクトの広報チームがプロジェクトや地域の活動状況を紹介します。 Archives
February 2025
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