百ねんたんぼは、干していた稲の脱穀も終わり、すっかり寂しくなりました。稲の脱穀が終わった田んぼはオダ足と脱穀したあとの藁が残っています。 今日は、まずオダ足を片付けて、来年も使えるように収納します。収納するための台を作るところから始めます。 オダ足収納の台を作るために、角材を所定の長さにノコギリで切っていきます。 収納台の柱を立てるために、穴も掘っていきます。 一方、田んぼにまだ立っていたオダ足を分解して、みんなで運んでいきます。 来年も使う竹なので、丁寧にまとめていきます。 一方、脱穀の後に残った藁は、押切という道具で短く刻んで、それをみんなでパラパラと田んぼ全体に撒いていきます。 田んぼ全体に撒かれた藁は、微生物が分解し、田んぼの肥料になっていきます。まさに自然の循環ですね。 押切の使い方は師匠から教わり、最初はおそるおそるでしたが、だんだんとサマになってきました。 オダ足を収納する台は、あっという間に完成。竹が雨に濡れないように、トタン板をかぶせていきます。 まだまだ暑いので実感はありませんが、稲刈りの終わった百ねんたんぼは、これで冬支度が出来ました。このあと、花の咲く緑肥植物の種を撒き、来年の春には一面に花の咲く田んぼにする予定です。来年、一面に花の咲くたんぼで、田んぼの新しいシーズンを迎え、また田んぼの作業を始めましょう。
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2023年9月11日。 百ねんたんぼの脱穀作業を行いました。 9月2日にみんなで稲刈りした稲は、おだがけ(はさがけ)されて、天日に干されてきました。先日の豪雨の被害もなく、順調です。 豪雨のあと、好天が続いたので、乾燥具合を見ながら、脱穀作業を行うことにしました。 まずは、籾の水分量を測ります。15%程度であれば適正です。それより高ければまだ乾燥が足りず脱穀が出来ません。 計測すると、15.3%。まずまずだったので脱穀することにしました。 おだかけされた稲を外し、脱穀機に入れていきます。脱穀された籾がどんどん出てきます。 脱穀機が田んぼの中を移動しながら脱穀を進めます。 そうして、およそ2時間ほどで脱穀が終わりました。 脱穀された籾は、このあと籾摺りを経て、玄米になります。
脱穀作業を終えた百ねんたんぼはすっかり寂しくなりました。このあとは、緑肥植物の種を撒いて、次の田んぼシーズン前には、一面に花の咲く田んぼにしようと計画中です。 2023年9月2日(土) 9月に入ってもまだまだ暑い中、百ねんたんぼの稲は黄金色に実をみのらせていました。 今日は稲刈りの日です。5月3日にみんなで田植えをしてから4ヶ月。みんなで草取りをしたり、田んぼの生き物観察をしたりしてきました。 市東地域15町会共創プロジェクトのスタッフは、日々、田んぼの様子を見て、水の管理をしたり、イノシシの被害から守るために電気柵を設置したり、こまめに草取りや畔の草刈りなど、この日のために頑張ってきました。田んぼにイノシシの足跡がついているのを発見し、慌てて電気柵を設置した時など、気付くとあたりは暗くなっていました。 丁度一週間前、稲刈りの準備に、はさがけ(おだがけ)用の竹を近くの竹藪から伐り出して、ちょうどいい大きさにきりそろえました。 そして、稲刈り当日がやってきました。子供から大人まで沢山の人が百ねんたんぼに集まりました。まず、稲刈りの方法について説明をききます。基本は手刈りで行いますが、当日中に終わらない可能性があるため、一部は機械で刈り取ることにしました。 そして、みんなで一斉に稲刈り開始です。稲刈り鎌で手を切らないように注意しながら、ワイワイと楽しく刈り進みます。田んぼの中にイナゴやカエルを見つける人も。 暑いので、時々休憩して水分補給したりしながら刈っていき、なんとか全部刈り終えることができました。はさがけされた稲がずらりと並ぶ様子は遠くからもはっきりと見え、なかなかの壮観です。 お米はしばらくこうして天日干しされたあと、脱穀、籾摺りを経て、美味しいお米になります。 百年続く田んぼを目指した百ねんたんぼの記念すべき1年目、みんなで育ててみんなで収穫できたのは、なにより、地域の多くの皆様のご協力があってのこと。ご協力いただいた多くの皆様にプロジェクトメンバー一同、心より感謝申し上げます。 |
プロジェクト広報チーム市東地域15町会共創プロジェクトの広報チームがプロジェクトや地域の活動状況を紹介します。 Archives
November 2024
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