2023年1月22日。 市東地域15町会共創プロジェクト主催の自然学校「昔あそびと知恵袋」は東国吉のふれあいの森で開催されました。 曇り空で寒い日ですが、参加者の熱気ですぐに暖かくなりそうな予感。暖をとるための焚火も準備です。 昔あそびに必要な道具は、けん玉、羽子板、お手玉、コマなど、市東第一小学校からお借りしたものがいくつか。他は自分たちで色々作って遊ぼうという、そんな「昔あそび」です。遊ぶためには沢山の知恵が詰まっていて、まさに知恵袋の中身を見ることができるでしょう。 会場準備作業のために朝早く集まったはずが、準備作業前にベーゴマで遊びまくる大人たち。懐かしいベーゴマに心を奪われて、一瞬にして子供の心に戻ったようです。 そんなスタートでしたが、ちゃんと開始時刻前に会場準備も無事終わりました。まずは、自然の中で遊ぶための注意事項の説明です。自然を相手に安心安全はないこと、安心安全は自分で確保しなければならないことを再度確認します。そして、地域の匠の皆さんの遊ぶ知恵を思いっきり楽しんで学びましょう。 広いふれあいの森ですから、羽根つきも思う存分出来ます。けん玉で初めて遊ぶ子や得意技を披露する子、昔あそびの輪はすぐに広がります。 遊んでいるうちに、お昼が近づいてきました。お昼ご飯に使う食器は全て自分たちで竹を使って手作りします。「自分の食器つくらなきゃお昼食べられないよ~!」という掛け声に、大慌てで作り始める人も。 太い孟宗竹を伐るのは意外と大変です。それでも、ノコギリの上手な使い方を教わりながら、初めての子もしっかり自分の食器を作っていきます。 箸も、竹を削って作ります。お箸作りの匠の華麗な技を直接教わりながら綺麗な箸ができました。 薪割体験しながら、焚火に使う薪も作っていきます。 いつの間にかそのへんにあった蔓を編んで籠を作っている地域の匠。これぞ伝統の技ですね。 ドングリは削って軸をさせばコマになります。一生懸命ドングリを削ってコマを作ります。 さて、お昼ご飯の準備が出来てきました。今日はちょうど旧正月。七草がゆも出来ました。七草がゆに使う春の七草の説明をみんなでききます。七草には丁度今頃そのへんに生えている雑草もいくつか使われています。実物を見ながらの説明です。 お餅は炭火で焼きます。ふっくらと美味しそうに焼けましたよ。 そして、自分たちで作った食器で美味しくお昼ご飯をいただきます。 お昼ご飯が終わるころ、前日に近所で捕れたイノシシが運ばれてきました。みんな間近で見るイノシシに興味津々です。このイノシシはこれから解体してみんなで美味しくいただくことにします。 目の前で解体されていくイノシシ。みんな怖がるかと思いきや、興味津々でどんどん前に出てきます。そして、一つ一つを熱心に見ています。命をいただくということはこういうことなんだということをこの目で見ることができた、貴重な経験です。 そして、解体されたイノシシはこれも炭火でしっかり焼いて美味しくいただきます。 昔あそびはまだまだ続きます。竹で作った弓矢であそんだり、凧あげに挑戦したり。ベーゴマに夢中になる大人たちはいつしか子供の心に戻っていました。 ふれあいの森で楽しく過ごしたひととき。いつのまにか寒さを忘れていました。
「とっても楽しかった。今度は友達を沢山連れてきたい」 そんな風にいう子もいました。大人も子供も自然の中で思う存分遊んで、色んな貴重な体験をしました。 豊かな自然と、昔ながらの様々な知恵は宝物です。また次回も自然の中で思いっきり遊びましょうね!
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