地震などの災害が発生した時に、自力でしのぐ力を身に付けよう、ということで始まった防災ファミリーキャンプも今回で4回目。今回は廃校となった旧市東第二小学校で行いました。 自分の家もまわりの家も倒壊した、道路も寸断された、そんな状況でも身近なモノを使って生き延びよう。市東地域には沢山ある竹も色々と利用できます。市東地域15町会共創プロジェクトのイベントでは毎回恒例となっている、竹で作る「竹飯盒」や、箸、お皿、コップ。全て身近な竹で作ります。 ノコギリやナタを初めて使う子供達も、丁寧な指導を受けながら、真剣に作っていきます。 たとえ食べるものがなくなっても、身近な雑草も食べられるものがあります。それを美味しく料理して食べてみましょう。 畑などに沢山生えてくる雑草のスベリヒユは普通に食べている地方もあります。さて、お味は? 意外な美味しさにビックリですね。「ホウレンソウみたい」との感想も。 何かと厄介モノとして嫌われる雑草、セイタカアワダチソウの新芽も天ぷらにしたらとても美味しく食べられます。おもわずおかわりする子供達。 一生懸命作った竹飯盒は、しっかりと名前を書いて炊飯。百ねんたんぼのお米も炊きます。 今回、お試しで、竹飯盒で栗を蒸し焼きにしたら、これは本当に美味しくなりました。新たな発見でした。 今日はずっと雨の心配がありましたが、炊飯も終わってみんながテントで食べている頃にザっと降ってきました。 雨のあとには綺麗な虹が! そして、体育館で災害時にどう行動するか、などのお話しをきき、クイズも。クイズ正解者には「十五や」のお菓子のプレゼントもありました。 竹と衣服や、毛布を使った簡易テントの実演もありました。怪我をして歩けなくなった人もこうして運ぶことができます。 雨が上がり、すっかり暗くなったグラウンドでは、キャンプファイヤーや花火。楽しく夜はふけていきました。 朝の始まりはラジオ体操から。このあと森の探検に出かけるからしっかり身体を動かしておきましょう。 そして市東の森の探検。さあ、なにがあるかな?どんな生き物に会えるかな? そうして、市東の名所の一つ、「奈良の大仏」に到着しました。ここで、会長さんから奈良の大仏にまつわる不思議なお話しをきくことができました。 誰かが「まるでトトロの世界だ」と言っていましたが、まさに市東はそんな雰囲気がありますね。 災害対応力を身に付け、自然とたわむれる、そんな楽しい2日間でした。
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プロジェクト広報チーム市東地域15町会共創プロジェクトの広報チームがプロジェクトや地域の活動状況を紹介します。 Archives
September 2025
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