百ねんたんぼの3シーズン目もいよいよ大詰めです。今年も色々なことがありましたが、なんとかここまで無事に育ち、稲が黄金色に輝いています。田んぼの上は沢山のトンボが舞っています。 今年は昨年同様に予定よりも少し早く育ち、稲刈りも予定より一週間早めました。猛暑の中の稲刈りとなりました。 稲刈り前日には準備として、刈った稲を干すための「オダ足」に使うための竹を竹藪から伐り出してきました。オダ足は数年間は使えますが、保管している間に割れたりするものがあるので、補充をしなければなりません。これまた猛暑の中、丁度良い大きさの竹を伐り出して、百ねんたんぼまで運びました。 稲刈り当日はとても良い天気になりました。大人、子供あわせて23名の方に参加いただき、稲刈り開始です。すべて手で刈って、オダガケしていきます。まずは、刈り取り方やオダガケの仕方のレクチャーです。稲刈りは初めてという人もいて、熱心に説明に聞き入っていました。 説明が終わったら、さあ田んぼに入って稲刈り開始です。最初は戸惑いがちだった人も、すぐに慣れてどんどん刈っていきます。 オダ足がいっぱいになる前に、稲を刈った場所にオダ足を追加していきます。支柱の竹を地面に突き刺して、荒縄でしばっていきます。荒縄の縛り方について、若手スタッフがベテランスタッフから熱心な指導を受けていました。こういった技の伝承も百ねんたんぼの役割です。 皆で刈ると、あっという間にオダガケの風景の出来上がり。これから刈った稲を天日に干して乾燥させて、脱穀、籾摺り、精米という作業に進みます。しばらくはこのオダガケの風景が見られることでしょう。最近は機械で乾燥させることが主となっているため、オダガケしている田んぼは少なく、多くの人がこの風景を見て「懐かしい!」と仰います。こういった田園風景を未来に繋いでいくことも百ねんたんぼの目標です。 猛暑の中の稲刈りとなりましたが、無事おわってみんなこの笑顔です。収穫した百ねんたんぼのお米をみんなで美味しく食べましょう。今日刈った稲からお米になるまではもう少しかかりますが、美味しいお米になったら、みんなで収穫祭も予定しています。
百年続く田んぼを作りたいという思いから出来た「百ねんたんぼ」。3シーズン目の収穫が終わりました。何から何まで手探りでやってきたスタッフにも少しずつノウハウが溜まってきました。この先もずっとこの田園風景の中でお米を作り続けられるようにやっていきたいと思います。
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August 2025
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